ウチのソト

東京・檜原村 | 都心から日帰りで行ける村。

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土と、明るい緑に囲まれた場所へ行きたい。

そんな時に行くのが東京は檜原村。

檜原村は、東京都唯一の村なんですよ。

都心から電車とバスで2~3時間で行けます。

檜原村は、谷が多く、川沿いの少し開けたところに集落がある以外は、崖沿いに、どうやって建てたん!?と思うような民家がポツポツとあるような山深い場所で、滝も多いです。

少し山を越えれば、山梨県。

だけど、そこは東京都。

最近は、地域まちおこし隊の制度も手伝って、街からの移住者も増えているんだとか。道路はキレイに整備され、おしゃれなカフェやレストランもあるんですよ。

旅程。

8:00JR お茶の水駅 出発
9:45JR 武蔵五日市駅
10:00車移動
10:40都民の森を散策、お土産
10:50車移動
11:10九頭竜神社参拝
11:20車移動
11:30九頭竜の滝
11:45車移動
12:00旧高橋家住宅内古民家カフェ「晴れの舎」でランチ
14:15車移動(途中、産直市場「山の店」立ち寄り)
15:00JR 武蔵五日市駅着

都民の森

檜原村の友人に車で案内してもらいました。

都民の森は、都民のために整備された公園で、とっても歩きやすいんです。

その日、森に着いたときは小雨でした。

青空に、新緑の山々のコントラストをイメージしていたわたしは、「あ~ちょっと残念」と思ったのですが。

「雨が降るとうれしい。生活水が増えるから。」と、友人。

山の上に住む人たちが使う水は、自分たちで川から引いているんだそうです。

だから、山の木々、植物が一番水を欲する春は、生活水が減ってしまうんだとか。

自然と隣接している暮らしは、楽ではないし、むしろ厳しいだろうけど、日々、感謝を持ちながら、自分で自分を頼って生きるたくましい暮らしなんだろうな、と想像しました。

森の尾根には、霧がかかっていて幻想的でした。蜘蛛の巣についた水滴も美しかった。

途中、思い切り根本から折れた木がありました。

友人から、「木は根っこで他の木と話していて、倒れる方向も自分で決めていると言われている」という話を聞きました。

木が朽ちたら、また土になって、循環していく自然のシステム。

折れた木に、そっと触れて先に進みました。

人口植林された針葉樹だらけの山って暗いイメージがあるけれど、都民の森は、雑木林が残っていて、いろんな種類の葉っぱがあって見ていて楽しかった!(歩くのに集中して写真なし。)

人口植林された杉は、木材は儲かる、と聞いた人たちが、子孫のために、と思って、数十年前にたくさんたくさん植えたんだそう。

その、植えられた杉が大きく成長したと思ったら、木材市場は安いアジアに移ってしまったそうな。。

里山の未来に想いを馳せながら、散策終了。森を抜けたら、晴れ間が。

九頭竜の滝

九頭竜神社が通り道にあったので寄って参拝しました。

ネットで調べると、1500年代に長野から移ってきた神社のようで。

近くにある九頭竜の滝にも寄りました。

ここが、とても、よかった。

滝はこじんまりして、かわいい子どもの龍でした。

これから大きくなろうとする、迫力も感じて。

川の水の、キレイなこと。

しばらく滝の音を聞きながら、ぼんやりと眺めていました。

こころの洗濯~。

古民家カフェ「晴れの舎」

古民家カフェをめぐるNHKEテレ番組「ハルさんのふるカフェ」で見て以来、行ってみたかった場所。

それはそれは立派な建築でした。

古民家好きにたまらない太~~~~くて黒い梁と縁側。

屋内には、絶妙なセンスのアフリカン柄を思わせるラグがひかれており、ポツポツと置かれた北欧風の単調グラフィック柄のクッションがアクセントになっていました。

以前、お花屋さんをされていたというお店の方の、抜群のセンスで活けられた花々が、さらに空間を彩っていました。

古いものと新しいものが調和する空間。温故知新とはまさにこのこと。

空間にいるだけで幸せなのに、食事がまた体にやさ~しく染み入る美味しさ!

地産地消にこだわったお料理で、土地を愛していることが伝わってきます。

噛みしめて、噛みしめて、いただきました。

シャキシャキ舞茸

帰り、産直市場「山の店」に立ち寄って、舞茸とモミジの鉢植えをお買い上げ。

この舞茸が!

オリーブオイルとにんにくで炒めて、塩とバジル振りかけただけで。

シャッキシャキのジューシーで!

「おいしい」ではなく、あえて言いましょう。うまいんです!!!!

特産品だそうです。檜原へお越しの際は、ぜひにお買い上げを。

満ちる旅

今回は友人の車で巡りましたが、知人がいない場合は、ガイドツアーもあるようですよ。

個人で行くのも気ままでいいですが、その土地の暮らしを聞きながら村を巡ると、「村の暮らし」を旅する感覚が持てるんです。

それが、ただ物理的に「そこ」に行くだけではない、それ以上に意識がぶわっと広がって、自分を遠くから見つめることができて、リフレッシュするんです。

土の上で暮らしてるんだ、ってことを思い出させてくれる、満ちる旅になりますよ。

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ABOUT ME
Sappo
Sappo
こころと暮らしのオーガナイザー
HSS型HSP。40歳でのメンタル不調をきっかけに生き方を見直し、頑張ることをやめることを決意。本当に大切なことを大切にするこころの整理と、ミニマルでエシカルな暮らしづくりを通して、他人軸で自己否定だらけだった人生から、自分軸のある能動的な人生へとシフトし、HSPゆえの生きづらさを克服。
教育機関事務職として働きながら、心地よい暮らしを追及し、ミニマルでエシカルな暮らしを発信。
ライフオーガナイザー2級/エシカルコンシェルジュ(11期)
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