こころ

感受性強めのわたしの人生ダイジェスト。

birdsaho@yahoo.co.jp

こんなデカすぎるパラボラアンテナ、そんな一気に受信したって、こちとら鑑賞しきれんわ!

と突っ込みたくなる、持ち主キャパに対して強めの感受性。いらんわ!って思ったことしばしば。

そんなわたしの、40歳でメンタルダウンして回復に向かうまでの、人生ダイジェスト。

こんな人もいるよーっていう1サンプルです。

みんなと違う道。

物心ついたときには、みんなとは離れた別の道をひとりで歩いてた。

およ?みんなとちがう。

こっちの道、先が見えづらくてめっちゃコワい…。

わからないと、悪い方に、お化けみたいなのを想像してしまう生まれながらの気質。
5W1Hの6個が何だったかすぐ思い出せないが、何がいつどこからどのように出てくるのかわからなくてとにかくコワかった。

えー、わたしもあっち行きたいよ。。みんなと同じがいいよ。

みんなが歩いてる道が、まぶしかった。だからそっちに行きたかった。

でも、行き方がわからなくって。

遠くから見てると、いろんな人の顔や声が見えた。

ひとりで黙々と作業している子、さみしそうにしている子も見えた。

大きくなって。

大通りの行き方をいつの間にか覚えた。

「どこから来たの?」なんて思われないように、

フツーっぽく。ぽく。ぽく。チーン。・・じゃなくて。ぽくする。

大通りは賑やかで、どんなことがあるんだろうってワクワクするんだけど、出かけると、漁網で一気に拾い上げるかのごとく、色々持って帰りすぎて、気づいたら疲れている。

大漁だー! じゃない。ひとりで大漁してどうすんのよ。重いのよ。

出会い。

そのうち、マイペースにのんびり歩いている人に出会って仲良くなった。

我が道を、思い切り楽しんでいる人とも仲良くなった。

それから、1人のほそい道を歩いている人に出会って、魅かれた。

その人は、ひとりで歩いていたけど、こわそうじゃなかった。

大通りに行きたそうでもなくて、気にしてもいなかった。

楽しそう!って感じではないんだけど、何かイイ感じ。

自分を肯定するでも否定するでもない、ただそこに在る感じ。

木、みたい。

木との暮らし。

木陰にいると落ち着いた。

話しかけてもリアクションがないことも多いけど、いつも優しい日陰や日向をそっと作ってくれた。

雨風からも守ってくれた。

たまに同じ景色を眺めていることがわかるのが、うれしかった。

チョウチョたち。

木のある場所に、にぎやかなチョウチョたちがやってきた。

チョウチョたちは、元気よく大通りに出かけて、たっぷり蜜を吸って帰ってくる。

いつも目を輝かせているけど、たまにすっごく疲れて帰ってくるときもある。

チョウチョたちは、しょっちゅうケンカをして、ひっきりなしにわたしの周りを飛び回っていつも話しかけてくる。

大通りの仕事

年齢を重ねると、大通りに出ないといけない仕事が一気に増えた。

いつの間にか持っていた漁網は、いつの間にか、巨大なサッカーゴールになっていて、
なぜかそこのキーパーをすることになった。

この動きでいいのか?合ってるのか?全部防がなくてもいい?

ボールの多さに、自分を見失いそうで、疲れ果てて、自分ではどうにもできなくて、木にたくさんたずねたりした。

だけど、木はやっぱり静かにそこにいた。

やっぱり変わらず、やさしい木陰を作ってくれていた。

チョウチョたちのケンカが激しくなってる…。

チョウチョたちがゆったりする時間が、もっと必要だ、と思っていた。

木陰で休む。

あまりに疲れて、もうだめだ、と思ったある日、キーパー、しばらく休ませてください、と申し出た。

この人になら相談できる、と思ったその人は、「大丈夫、まかせて。しばらく休んで。」と言ってくれた。

そうはいっても、一番多忙なとき。戦力になれない自分を、したくなくても責めてしまう。

It’s Automatic.

こころが疲弊していると避けがたくそうなるものらしい。と、本で読んだ。

木陰で休むことにした。木は何も言わず、新緑の木漏れ日をくれた。

どうしてもしんどいときに、木に、手紙を書いた。そうしたら、木から葉っぱが落ちてきた。

チョウチョたちは変わらず飛び回っているけど、たま~に心配したように肩に止まってくれる。

少しずつ。少しずつ。

図ったように不思議なタイミングの出会いもいくつかあった。

いろんな人が話を聞いてくれた。

少しずつ、少しずつ、満ちてきた。

だんだん、身体を起こせるようになって、久しぶりに大通りのほうを眺めた。

そしたら、大通りじゃないところで自由にしている人がたくさんいるのが見えた。

その人のところへ合流する人たちも見えた。

今まで、大通りばかりを見ていたことに気づいた。

わたしも、元気になったら、自分の道を歩いて行きたいと思った。

感謝。

休む場所があってよかった。

木陰を作ってくれたから、安心して休めた。

チョウチョたちがくすぐったいから笑顔になれた。

話を聞いてくれて、いろんな生き方を教えてくれる人たち。

それから、空と海と太陽と風と、植物と土と…

ありがとう。ありがとう。ありがとう。

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ABOUT ME
Sappo
Sappo
こころと暮らしのオーガナイザー
HSS型HSP。40歳でのメンタル不調をきっかけに生き方を見直し、頑張ることをやめることを決意。本当に大切なことを大切にするこころの整理と、ミニマルでエシカルな暮らしづくりを通して、他人軸で自己否定だらけだった人生から、自分軸のある能動的な人生へとシフトし、HSPゆえの生きづらさを克服。
教育機関事務職として働きながら、心地よい暮らしを追及し、ミニマルでエシカルな暮らしを発信。
ライフオーガナイザー2級/エシカルコンシェルジュ(11期)
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