ビビンバ食い逃げ容疑を主張する友人
生きづらさを抱える人だからこそ
心身の調子を崩して仕事を休んでいた時、とある友人をウチに招いた。
調子が悪いときは、会う相手を選ぶけど、
この人になら、ありのまま話せるなーって思った。
傷を舐めあうわけではないけれど、似たような波長、感度の人でないと話せないことがあるんだよね。
その友人は、わたしと同じく、働き方、生き方に悩んでいた。
本人も、やめたほうがいいとわかってはいるけど、つい自分に生産性を求めてダメ出ししてしまうんだとか。
たとえば、今回の私からの誘いも、今の状態で、何か意味あるものを提供できるんだろうか、と考えて迷って、即OKできなかったらしい。
そんな葛藤を経て会いに来てくれた友人。しかも足を怪我していた。
ありがとう!!!
生産性を考えてしまう癖
友人に、
このあいだ、海をぼけーっと見てたら、感情がフラットになって、あ~これでいいんだって思った。
自然に没入できる環境にいれば、それだけで大丈夫なんじゃないかと思った。
という話をしたら、
それはうらやましい。
田舎生まれだけど自然が好きじゃない。土とか汚いって思っちゃう。
たとえ好きでも、そういうところへいったら、インスタにあげなきゃ、何か発信しなきゃって考えちゃう。
自然じゃなくても何かあればいいけど、没頭できるものがない。
と言ってた。
最近、認知行動療法を受け始めたとのこと。
担当の先生から、「そのままの自分でいいって思えませんかねぇ」と言われたらしい。
(思えないから悩んでるんだよね、、)
友人は写真を撮る人なんだけど、
きっと、撮られる人の、自分でも気づかない一面に気づかせて、励ましたり背中を推したりできるんだろうと私は見ている…。
だけど生活のためにはライスワークしないといけないし、
写真は自信がないし…で、どちらにも注力しきれていない状態らしい。
仕事選び以前に、自分の存在理由に生産性を求めることをやめないと、自分で自分にストップをかけてしまって先に進めないんだろうなと思った。
それで、自己理解についてYoutubeで大盤振る舞いしてくれている八木仁平さんの話を引用してこんなことを伝えみた。
「人は、パズルのピースのように凸凹があるから人とつながれる。凹を埋めて凸を削って四角くなったら、人とのつながりは絶たれる。生まれたままで完璧なんだよ。」
って八木さんが言ってたよ。
わたしは生きづらさを感じているけど、そのことをこんな風に話せるのは、Cさんが生きづらさを感じて悩みを持っているからなんだよ。
生産性を求めてしまう現代人の性
行動にも、自分の存在自体にも生産性を求めてしまうのって、きっと資本主義の影響も強いよね。
最近ニュースで、社員の生産性を高めるために、職場でお昼寝スペースを用意しているのが紹介されていたけど、生産性関係なく休ませてほしい。。ダメ??
友人も頭ではわかっているけど、どうしよもなく自分の生産性を考えちゃって苦しんでる。
わたしも無意識にそう考えてしまっているから気持ちがよくわかる。
わたしの場合、世間の価値観をまとった意識が生産性を求めてきても、私はいいんだ、生まれたままで完全なんだって自分に言い聞かせてるけど、落ちるところまで落ちて、このままじゃだめだって絶望したからなんだよね。心底変わろうとするには、絶望するしかないかもしれない。
でね、友人にビビンバをごちそうしたのだけど。
(ナムル買ってきて、焼いた豚バラ乗っけるだけの簡単なヤツ)
さよならのあと、
あ!ビビンバのお代!
といって我が家へ引き返そうとしたから、ドアをそのまま閉めたのね笑。
わざわざ来てもらったんだから、わたしだって、ビビンバくらいごちそうしたい。
そしたらね、その後のLINEで、
「わたしの愚痴ばかりきかせてしまい反省」
「なのにビビンバごちそうになって」
「ありがたいやら申し訳ない気持ち」
っていう食い逃げ容疑主張連絡がきたってわけです。
Cさん、またビビンバ食べに来てね♡