メンタル不調 | 休暇開始までの経緯
病気休暇開始から遡って半年前。
同じチームの同僚が異動する、との、突然の課長通達。
えええええええ!!同僚もみんなも、んなバナナ!?のタイミング。
半年後の新規部門立ち上げに向けてやること爆上げだっちゅうねん。
この組織は、このプロジェクトを進めたいの?それともそんな大事じゃないの?どっちなの?
でも、課長が決めたことじゃない。誰が決めたのかよくわからない。
困惑を誰にぶつけたらよいかわからないまま、最前線に放り込まれた。
え、わたし、この装備で?この布陣で?
その3カ月後。
「からだ、無理せずね。」
声をかけたほうも、まさか泣き出すとは思わずびっくりしたであろう、突然の涙。
ふいの涙の頻度がめちゃくちゃ増えてきた。
ダムの洪水…。文字通り、あふれてたんだ。
このころから、さすがにおかしい、と内科に相談して漢方を飲み始めた。
「涙が出ちゃいます」と言ったら、
「涙に効く漢方、あるんですよ」と、内科の先生がにこっと言ってくれて、どれだけホッとしたことか。
なるべく残業を減らして、漢方を飲んでいれば、大丈夫なんじゃないかと思っていた。
でも、残業を減らすためには、日中めちゃくちゃ頑張らないといけなかった。
早く帰りたい一心で全集中。トイレも最小限にして、コンビニおにぎりをほおばりながら、メールチェックしたりしてた。
休む10日前。
少し調子が回復してきたと思った矢先だった。
人生初のインフルエンザにかかった。こんなところで人生初をマークするとは…。
熱が下がったら、なぁ~んと便利、おうちでも仕事できるよ~!リモートワーク♪
インフルエンザでもたった1日で、解熱したら仕事ができるよ~!
・・・・って、したくないんだけどね。
しないとテトリスみたいにどんどん仕事が溜まっていっちゃうから。
少しでも消してかないと、ゲームオーバーになっちゃうから。
こどもの時間を作らないと。早く帰りたいのよ、わたしは。
さらに追い打ちをかけるように課長から。
「わたしは異動になりました。」
え、え、え、ちょっと待って。置いていかないで。これ以上無理。
ついに、ダムに亀裂が入った。
仕事をしていても勝手に涙があふれてきた。
このままだと決壊寸前だ…もう休まないとダメかもしれないと頭をよぎったのが金曜日。
きちんと考えてはいなかった。週末をはさんで、翌週月曜日に同僚から話しかけられたタイミングで、反射的に「ちょっと話したいことがある」と、別室に連れていき、事情をすべて話した。
「不在期間を最小限にするためにも、今休みたい。」
そう伝えた。
一番いそがしい時期に戦力となることができない心苦しさは絶大だったけど、結局いても良い働きができないこともわかっていた。
この人に任せたほうがうまくまわる。そう思ったから、休みを決意することができた。
その翌日、チームで一緒に働いているメンバーも別室に呼んで事情を話した。
その子の目にも涙がツーっと流れていて。。。何の涙だったか、聞けなかったけれど。
「しんどくなったら、みんなで休もう。もうみんな十分がんばってる。」
それしか言えなかった。
そして、業務整理をして、簡単な引き継ぎ資料を作って、明日から休ませていただきます、と課長に伝え退勤。
休暇開始。
内科の先生によると、インフルエンザは脳の神経にも影響があるから、メンタルの症状がぶり返したのではないか、とのこと。
今振り返れば、インフルエンザ罹患中は、きちんと休むべきだった。
どうせ休むのなら、あのときに「もうできない」というべきだった。
だけど、そのときは、休むわけにいかない、の1点ばりだった。
だって、私が抜けたら、ほかの誰かが潰れるかもしれない。
自分が生き残って、誰かが潰れるのを見ていられるだろうか。
潜在意識のなかで、自分が倒れるまでは休むというのはありえないと思っていた。
余力を残した状態で撤退する、というのは難しい。。
だけど、何でもそうだ、電池残量も、ガソリン残量も、危険水量も、余力がなければ、終わりだ。
余力アラートがほしい、そう思った。