「自分と相手を愛せる、いい距離」とは。
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"わたし"が満ちるミニマルでエシカルな暮らし。
わたしは30代後半まで、いわゆるフツーの消費者でした。
用意されたものを買う。捨てる。また買う。
選び取るくらいが創造性の範囲だと思っていました。
どこか心には虚無感があって。
用意された進路。
用意された仕事。
生き方までも用意されているように思い、窮屈を感じていました。
わたしは芸術品よりも民芸品を見ると心を動かされるのですが、それは、暮らしのなかで創ることに、生きる喜びを感じていたからだろうと思います。
だけど、創る余裕がない。
用意されたタスクで埋め尽くされている。
…環境のせいにして、「できない」と自分で思い込んでしまっていたんですけれどね。
漠然としたモヤモヤとか疲れの原因のひとつは、そういうところからもきているんじゃないかなぁって思うんです。
だから私は暮らしのなかで小さく抗うことにしました。
創る時間をなるべく少しずつ増やしていく。
そうすることでちょっとずつ力が湧いてきます。
上手い下手ではなく、自己満足でいいんです。
創ることそのものに意味があります。
そのものがよろこび、です。
何もDIYの達人になるというわけではなくて。
これって別のもので代用できるかな。
ここの家具とあそこの家具を入れ替えたら使いやすいかな。
買うんだったら、長く使えるものを買おう。
アップサイクル品も面白い。
自分が無理ない範囲です。
日常に、「創る」を取り入れていくと、暮らしが変わっていくかもしれませんよ。