HSS型HSP | 完璧主義の”完璧”ってどういうこと?
小さい頃から、母にこんな風によく言われていました。
「極端。」
「ゼロか100かじゃなくて、ちょうどいいところで無理せずに。」
「完璧主義なんだから。」
言われた当時、
”完璧”なんて全然目指してないよ?だって”完璧”な状態なんてあり得ないもん。
あえて手抜いてることも多いし。
だからわたしは”完璧主義”じゃない。やりたいことをやりたいようにやってるだけ。
って思っていました。
問題の本質は。
40歳で体調を崩したときに、やっと腑に落ちたのですが、
問題なのは、自分のキャパを把握できずに、気づいたときにはエネルギーを使い果たしてしまう、っていうことに。
気づくのが遅すぎるし、不器用すぎることを痛感しました。。あ~、イタイイタイ。
たぶん特性上、エンジンをかけてスピードがあがると、疲れの感覚が麻痺してしまう傾向があるのではないかと思います。
没頭すると、寝食を忘れてしまうというタイプ。
そのとき思ったのは、世の人たちは、7~8割のがんばりでどうやってセーブしているんだろう?という疑問です。
7~8割頑張ったら、自然と疲れを感じるのかしら。
やらなきゃいけないことはわかっているけど、あえて「このへんで」とやめるのかしら。
それとも気づく範囲がキャパの7~8割に自動調整されるから、無理しないようになってる?
いずれにしても、かつてのわたしからすると自己管理力がすごいです。
持続可能。サステナブル。
人間っていう集合体のなかでの”完璧”主義の役割
ここで、ふっと意識をマクロに向けてみます。
人間っていう集合体で考えたときに、
毎日コンスタントに7~8割の力でがんばると疲れが出るグループがいたとして。
災害時とか、嫌が応でも頑張らないといけない場面があったとします。
そうすると、疲れ感覚が麻痺しやすい
=120%の力を発揮させやすい特性のグループは、
超短期的には役立つ場合もあるわけです。
(人によって元々のエネルギー量が違うのですが、そこは都合よく棚に上げておきます笑。)
振り返ると、わたしは仕事で周りの人たちがやりたがらないイレギュラーな”再建”案件に前のめりで取り組み、なぞに活き活きとしていました。
キャリア系の本で読んだのですが、事業には、
「創造」「成長」「成熟」「再建」
うろ覚えですが、確かこんなイメージの4段階があって、
自分の特性に合う段階にある会社を選ぶとフィットする、っていう説を唱えている方がいました。
ビジネス界ではよく言われることで、人間の成長と同じように、組織も段階を経て成長して衰えるってことです。
0→1の創造が得意な人。
1→100の成長が得意な人。
100を維持するのが得意な人。
崩れかけを建て直すのが得意な人。
建て直しといえば。
唐突ですが、ジブリの「ラピュタ」で一番好きなシーンは、
主人公のシータが、海賊船の超絶汚いキッチンをキレイにするところ!
あれほんと爽快です。
8歳か9歳で見たとき、片付け好きの少女Sappoは、ひとり静かに胸が高鳴りました。
あれは「再建」ですね。
整った状態をキープするのは得意ではなくて、むしろ苦手だけど、散らかりを分類して整理することにやたらとアドレナリンが出る体質のようです。
人によってフィットするステージがあるっていうのも面白い現象です。
人間ってつくづく、支え合って生きるように設計されてる生き物なんだと思います。
完璧主義を言い替えると…
趣旨がずれてきちゃったのですが(汗
わたしの場合は、完璧主義をわかりやすく言い替えると、電池残量アラートが小さい、もしくは危険水量アラート警報の動作不良、といえます。
焼き切れる前の警告アラーム機能とか、アラームを感知する機能がちょっと鈍いようです。
そうか、じゃあ、そこをうまく補ってあげればいいんだ。
”作業ハイテンション”になりやすいわたしからすると、
水量7~8割、もしくは電池残量2~3割でやめるのは、強制終了の感覚があったのですが、
これからは、時間で決める、デジタル含め誰かに止めてもらうようにすればいいとわかりました。
そういえば、スマホの電池もいつもギリギリまで使ってますね。それで肝心なときに電源切れてたりします。。
余力って大事です。