かぞく

手が出てしまうこども、どうしよう。

birdsaho@yahoo.co.jp

5歳息子。

ふだんはみんなを笑わせるムードメーカーで、家族の心配をしてくれるやさしい子。

パンに塗ったいちごジャムを舌ベロに直に感じたくて、前屈して自分の頭を逆さにして食べることを開発した天才笑。

保育園では問題行動はないらしい。

のだけど。

眠いとき、おなかすいたとき、むしゃくしゃしてるとき、すぐに自分の思い通りにならないとき、

なっかなかの癇癪を起こす。

「やってくれないと殴るよ」と言って脅し、本当にグーパンチしてきたり、ものすごい勢いで体当たりしたり、髪を引っぱったり…。

口から何かを生むんじゃないか?と思うほど、あ”ーーーーーー!!!!と叫んだり。

年齢を重ねてパワーをつけて、やられると本当に痛くなってきた。

本当に腹が立って、思わず反撃してしまうときもあった。

何かをやってほしいときに、「〇〇を××してほしい」と言ってくれればいいけど、

あえて「ん”ーん”!!!!(怒)」とか、言語情報がまったくない状況で、理不尽に要求されることってあるある?

「お母さんは魔法使いじゃないよ。わからないから、教えて。」

と言っても、全く教えてくれなかったり。

寄り添って、「どうした?〇〇がしたいの?」と聞いても、即時理解しないことにすでに怒っていて質問に答えてくれなかったり。

教えてくれたと思えば、織田信長の生まれ変わりか?と思うほど、理不尽に怒鳴り散らして要求したり。

蓋をやっと開けたら、その内容の、あまりのささやかさに、怒りとのギャップでほほえましかったりもするんだけど、あまりに暴力的で理不尽だと、さすがに仏の目も覚醒する。

姉が「やめてー!!」と言っても嫌がることを続けるのも困りごと。

自己流対処。

いろいろやってみた。

  • 外に連れ出して散歩などをする。
    →時間があるときは◎。クールダウン効果あり。
  • 「フツーに言ってくれればやるよ」と伝える。
    →しぶしぶ聞くときもあった。
    こういうとき、言うこと聞きたくない反抗心もあるから、めっちゃ小声で「やって」って言う笑。
  • 母はトイレに逃げる。
    →親の怒りを鎮静化するためには◎。
    でも、めちゃくちゃにドアを叩かれ、鍵もかからないので、こじ開けられた。
     ものすごい大声をあげられて、息子の鎮静化には効果なし。
  • 「そんな風にしたら痛いんだよ、同じようにやられてもいいの?」と叩き返す素振りをする。
    →次のパンチを抑制することはできたかも。根本的対処にはならない。
  • エネルギーが余っているのかもしれないから、普段から、父にバトルごっこをしてもらう。(母だと物足りないらしい。。)
    →親に体力が必要。こどもにとってはいい発散。
  • 身体動かす習い事をする。
    →体操教室に行き始めた。「できた」という自信がついて良さそう。
  • 日常的に、さりげなーく、息子を認める言葉がけを織り交ぜる。
    「お、きょうも元気がいいね。」「たくさん作ったんだね~。」
    →これは効果あり。それに母も楽しい。
  • 落ち着いているときに、アンガーマネジメントの絵本「かいじゅうポポリは こうやって いかりをのりきった」を読ませる。
    →読みながら、「こういうことで怒ることあるー!」と自分を客観視できた。ただし、怒ってるときは忘れていて、この本のことを言うとかえって怒りを増長する。

どうしたらいいかわからない。

上の子が娘だったうえ、母であるわたしは三姉妹で育ったのもあり、手が出るというのは、まったく慣れない展開で、どう対処していいのかわからなかった。

ことばで伝えてもあまり効果がなく、ヒートアップさせるだけのよう。が、ことば以外の方法がわからず、こちらもカーっとなるのを必死にこらえたりして疲弊してた。

毎回、鎮静化するまでのやり取りが大変で、この対応でいいのかもわからなかったし、

年単位で見たときに、エスカレートしているなと思い、行政の教育センターに相談した。

教育センターからのアドバイス。

息子は、母には手をあげるけれど、強いと思っているからなのか、父には手をあげていなかった。

心理士の方から、

「『叩くのはダメ』と言っても、逆効果にしかなっていない様子だから、お父さんがいるときは、お父さんが姉と弟に割って入り、細かいことは言わずに弟を抱き上げて物理的に離す。それにより、暴力はダメだ、というメッセージを送る。」
(母は癇癪を起しているときの息子を抱き上げるのがパワー的にキツイ。。)

というアドバイスをありがたくいただいた。

それまで、何か考えがあったのか、父は基本的に見て見ぬフリだったけど、役割をお願いしたら、スッと来てくれるようになった。

ottoは、料理などの家事をかなりやってくれていたから、勝手にわたしが育児担当、と思って対応していたけど、ひとりでやろうとしていたのもよくなかったなと。

この方法、いい。

明らかにわたしが対応するときと息子の反応が違う。

今まで、家族内での力の上下関係を気にせず生きてきたけど、ボスザルの力って強い~。

そして、乱暴を制止するのは第三者。これがいい。

家事分担の手前、ottoに頼むことができていなかったから、教育センターに相談してみて本当によかった。

それと、マイ姉からのアドバイスで言われたのが、伝えたいことがあるけど、なかなか聞いてもらえない、というのが根底にあるのではないかということ。

強めの口調で要求があったとしても、そのことをたしなめずに、母は一旦手を止めて、聞いてあげるのがいいのではないかと言われ、確かに、と自分の普段の言動を省みたのだった。

感情は強いエネルギー。

自分がメンタル不調になったときに読んだ本に書いてあったのだけど、感情というのはものすごく強いエネルギーらしい。

コントロールというと抑え込むようなイメージを連想してしまうけど、経験上、子どもの感情は、簡単にコントロールできると思わないほうがいい。かなーり個人差がある。

最初の頃、読んだ絵本を参考に、深呼吸や数のカウントを促してみたりしたけど、本当に怒ってるときに人からそんなことを言われたら、腹が立つね。。今ならわかる。ごめんね。

アンガーマネジメントは、自発的にやるためのツール。

 乱暴を注意してくる親、怒りを何とかしようとする親=自分の伝えたいことを聞いてくれない親

っていう構図になっているのが、信頼関係を築く障壁になっていた模様。

親ができることとしては、まずは、乱暴の対象から物理的に離すと同時に、感情から離れさせ、クールダウンしたら、本人の気持ちを聞いて、そのあとで、「乱暴はいけない」と辛抱強く伝えるのが、我が家のベストだと辿り着いた。

今のところ。子どもはどんどん変わる。

みんな、お疲れ様です!

それと、最も効果があると思ったのが、時間的ゆとり。

これを言ってしまったら、結局そこかよ、、と自分でも思いつつ。。

わたしが仕事を休んで早く帰れるようになって時間ができたら、好きな遊びをひとりで十分にできるからか、明らかに癇癪頻度が減った。

みな、物理的になかなか無理のある環境で子育てしながら働いてるなーと思う。

子供がいてもいなくても、時間的ゆとりを確保するのは簡単ではないなか、

厳しい環境のなかで、やりくりをせざるを得ない状況にあること、

いち家庭だけの問題ではないことを知って、不要に自分を責めないようにしたいね。

きょうも一日、お疲れ様です!!

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ABOUT ME
Sappo
Sappo
こころと暮らしのオーガナイザー
HSS型HSP。40歳でのメンタル不調をきっかけに生き方を見直し、頑張ることをやめることを決意。本当に大切なことを大切にするこころの整理と、ミニマルでエシカルな暮らしづくりを通して、他人軸で自己否定だらけだった人生から、自分軸のある能動的な人生へとシフトし、HSPゆえの生きづらさを克服。
教育機関事務職として働きながら、心地よい暮らしを追及し、ミニマルでエシカルな暮らしを発信。
ライフオーガナイザー2級/エシカルコンシェルジュ(11期)
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