HSS型HSP | 理由なく苦しいときが、ある。
気分のバイオリズムの記録をつけていると。
一日のなかでも、気分が沈んだり、フラットになったり、揺れているんだなってことがわかった。
日常生活ができないほど身体がまったく動かないわけじゃないけど、碇を身体につなげて引きづっているような、そんな重苦しさをまとうことが時々ある。
そんなときは、胸のあたりがモヤっと苦しい。呼吸を深くしようとしても、どうしても浅くなる。
理由は、大抵、わからない。
特に何か悲しいことがあったわけでもない、怒りもない。
だけど、朝起きたときから重苦しい。かと思えば、子供の笑顔を見て、フッと心が軽くなって、そのままフラットな気分でいられることもあるし、好きな音楽をヘッドフォンで聞きながら家事をしていたら忘れたり、仕事のいそがしさでいつの間にか忘れていたりする。
一体、何なのか。
前触れなく、フッと現れるこの理由なき重苦しさから逃れたくて。周囲に低空飛行モードが悟られないように、必死に自分をコントロールしようとしてきた、この人生。
こんなに恵まれているのに。どうして。どうして。
感謝の気持ちが足りないのかもしれない。
欲深いのかもしれない。
傲慢なのかもしれない。
…
いろんなことを原因に見立てて、「自己改良」に取り組んできた。
何かに夢中だと、重苦しさを忘れられた。
だからなのか、没頭しやすかった。まわりが聞こえなくなり、見えなくなるくらい集中してしまう。休むことを、忘れてしまう。
だけど、もう、そんな頑張り方はやめたい。
不安がデフォルトだけど好奇心旺盛で、興味は散らかりやすいけど没頭もしやすいというHSS型HSPの特性を知ったとき、自分だけじゃないんだ、似た人がいるんだ、と、ほっとした。
ずっと理由を探してきたけど、もういい。
理由ない苦しさが突然現れる特性があるんだね。っていうだけでいい。
もう、自分を叱咤激励して頑張ることはやめる。
また、フッと重苦しさが現れたら、そっとワタシに寄り添って一緒に休んであげる。
なるべく自然治癒力に頼りたいけど、どうしても痛いなら鎮痛剤を飲めばいい。
そういえば、自然に触れると、重苦しさが消えることが多かった。
ワタシの気分は天気だと思えばいいんだ。
きのうは、大荒れだったのに急に晴れた。きょうは曇りのち晴れだった。
とかね。
理由は、知らんがな。っていうね。
きょうの天気は、どうかな。